Paper Pleats (2008)
プリーツという形式とテクノロジーが融合することで試みる新しいクラフト感
紙という身近な素材に対し、プリーツという形式を与えることによって家具としての可能性を追究することを試みている。
プリーツは、その折りの調子を操作することにより、またストリップの平面形状の初期設定により、二次元あるいは三次元的に自由に展開してゆく。曲げと接着により生成されるプリーツのもつ構造的な強度と、ファニチャーとして最終的に閉じるようにそれらが織り上げられる構成により全体としての安定性を図る。
薄く積層された紙と樹脂の組合せ、あるいはバルカナイズドファイバーペーパーを援用するこのプリーツのシステムは、先端テクノロジーとクラフトが融合したような新たな感覚をもつ家具、そして空間を生じさせる。
- 家具デザインコンペティション2008 奨励賞受賞
- Client: 遠藤照明
- Program: 家具
- Area: ****
- Site: 東京・青山